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『イントゥ・ザ・スカイ』感想。高所恐怖症!でも映画館で観る価値がある

試写会で鑑賞。

高所恐怖症なので、気球で空高く昇っていく映画などおそらく試写会でもなければ観なかっただろう。
実際、高い所が苦手な人間にはいや…ちょっ…というシーンもあるし。
己の顔が歪むのを何度か感じたし。いやマジで。
しかしそれでも「観て良かった!」と思える素晴らしい作品だった。

『気球で未来を変えたふたり』のタイトル通り、気球によって常識を覆し未来を変えた気象学者ジェームズと女性操縦士アメリアの挑戦が描かれる。
異なる性格の2人が反発しながらも困難を乗り越え、天空を目指し高く高く昇る。
シンプルで誰にでも分かりやすい物語である。

個人的に素晴らしいと感じたのはテンポの良さ。
状況説明など細かい事は置いておいて、一気に空への冒険が始まる。
まさに数分で高度1000mを超える気球のようなスピード感。この展開の速さは好み。
もちろん速いだけじゃなく、彼らの出会いや目的、過去などは物語の途中で明かされるからご安心。

次第に心を通わせる2人だが、嵐や寒さ、低酸素による思考・運動能力の低下など様々な危機が襲ってくる。
その都度、とんでもない行動を取るハメになるのだが…いやキツい。
こんなの「やらなければ死ぬ」という状況でもなければとても出来やしない。
圧倒的緊張感と臨場感にハラハラである。

■結論
ひたすら青くて美しい空、そして、リアルな高さの描写と大音響。
Amazonプライムでも鑑賞可能な本作だが映画館の大スクリーンで観てこその作品だと思った次第。
フライヤーに書かれたコピー「劇場体感型アドベンチャー」に偽りなし。