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すげぇよ兄貴!『プレーム兄貴、王になる』感想

試写会にて鑑賞。

王女様の事が大好きな貧乏役者のプレームの兄貴が親しみやすさ全開の下町パワーで拗れた王国関係者の関係を良好にしていくハートフルムービー。
庶民と王族の2人、見た目が瓜二つで入れ替わるという定番の物語ながらアニキは良い奴・王子は人格的にアレな人物なので入れ替わり後にみるみる好転していく王国の人間関係が非常に面白い。

■幸福感がすげぇ
インド映画ならではの歌もダンスも素晴らしく、兄貴の人柄も爽快で楽しくて途中から頬が緩みっぱなし。
めっちゃニヤけて観ていたので表情筋が少し痛くなる程。
この映画の唯一の弱点は164分という上映時間の長さかな。
いや164分も幸福感に浸れるのならむしろアリなのかもしれない。

■兄貴のダンスすげぇ
インド映画の歌って踊るシーンが好きだけどちょっと長いんだよな…という人にも本作はお勧め。
『踊るマハラジャ』や『ロボット』や『マガディーラ』は1つのダンスパートが5分くらいあって楽しいが「まだ続くの?」となった事があったが、兄貴のダンスは飽きずに楽しめる適度な長さだった。

■3大カーンすげぇ
インド映画で最も影響力のある3人、それが3大カーン。
なにそれカッコいい。
本作でプレーム兄貴を演じたサルマン・カーンはあの肉体、若々しさで54歳だとか。
氏の出演作、日本では『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が有名だそうで。
今度観てみようっと。

■インド映画すげぇ
本映画のフライヤー裏に書かれていた「インドの映画年間製作本数2000本」は前に別のインド映画の試写会でも聞いた話で、その時も非常に驚いた記憶がある。
一日5本観ても一年で観きれない数が作られているとは…いやそもそも全部観る必要はないのだが。
しかしそれだけの本数があれば映画のレベルもガンガン上がっていくんじゃないかなぁ…と思う。
また面白いインド映画が観れる事を期待。